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紅茶の栄養 カロリーと健康効果&上手な選び方と調理方法 食べ方

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嗜好飲料として楽しむもののなかで、紅茶は種類も多く身近な存在ではないでしょうか。

茶葉を発酵させるか、あるいはどの程度発酵させるかといったことでお茶の種類はさまざまですが、完全に発酵させる紅茶にも、発酵させるがゆえの健康効果が期待できます。

管理栄養士chika-ue
日頃楽しんでいるお茶で健康についても考えてみましょう。

紅茶の種類

紅茶で世界三大銘茶とされているのが、ダージリン・ウヴァ・キームンです。

ダージリンはインド、ウヴァはスリランカ、キームンは中国で産み出されました。紅茶がいかに広く世界中で楽しまれているかが、うかがえますね。

ダージリンは紅茶のなかでも高級品で、味や香りがほかの茶葉に比べて群を抜いていると評されます。

春摘みのものを「ファーストフラッシュ」、5~6月の夏摘みの茶葉は「セカンドフラッシュ」、10月の下旬から11月に摘まれるものは「オータムナル」と呼ばれます。

春摘みだとやはり味も若々しく、オータムナルだとおだやかになるという特色があります。

間のセカンドフラッシュは芳醇な香りとコクが感じられるとのことで、世界三大銘茶に挙げられるだけあって年間を通して楽しませてくれます。

ミルクティーで楽しむのならアッサムが良いでしょう。アッサムは世界最大のお茶の産地です。

ウヴァもミルクティーに向いていて、イギリスでは人気の高い紅茶です。

中国のキームンは独特な香りが特徴。中国は中国茶の種類が多いので紅茶のイメージが薄いのですが、お茶文化が根付いた土地なのですね。

 

紅茶の栄養

紅茶は摘み取ったお茶の若葉を発酵させて作られる「完全発酵茶」です。

熱が加わるためビタミンCは損失していますが、その他のビタミン類やミネラル類は残存しています。

抽出した紅茶にはカテキンやカフェインがふくまれていて、紅茶の色はカテキンが二分子結合した「テアフラビン」という成分によるものです。

また近年ではテアニンの効用にも注目が集まっています。

エネルギー 1キロカロリー
カリウム 8ミリグラム
ビタミンB2 0.01ミリグラム
葉酸 3マイクログラム

※ すべて紅茶 抽出液100グラムあたりの値。
参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

 

紅茶の健康効果

カテキンはお茶に含まれる渋味成分で、ポリフェノールの一種です。脂質の酸化を抑制する作用が特に期待できる成分。

血液の凝固を抑制する作用もあることから、がん細胞がほかの細胞にくっつくのを妨げることで抗がんに働くと考えられています。

紅茶の色素はカテキンが二分子結合したテアフラビンで、抗菌作用が知られています。

抗菌作用以外にも、抗酸化作用も持っており動脈硬化やがんの抑制、血圧上昇抑制、インフルエンザウイルスを抑えるといった効果が期待できます。

カフェインは苦味をみたらしてくれる成分で、悪いイメージがあるかもしれませんが適量の摂取であれば脳や筋肉のよい刺激となります。

カフェインの摂取と運動を組み合わせると脂肪がエネルギーとして利用されやすいと考えられており、肥満抑制に有効であるとされています。

テアニンはお茶のうま味成分で、カフェインの興奮作用と拮抗して精神安定作用があります。

紅茶に限らず緑茶などにもカフェインが含まれているにも関わらず、コーヒーほどカフェインの興奮作用が取りざたされないのも、このテアニンの存在があるからでしょう。

少量のカフェインとテアニンの組み合わせは、脳にほど良い活性を与えてくれます。

紅茶は何より身体を温めて、ホッとさせてくれるリラックス効果もありますよね。

薬膳でも紅茶をベースにしてさまざまな生薬を組み合わせる楽しみ方がありますので、健康効果は古くから利用されているのです。

 

紅茶の選び方

茶葉の購入は缶や袋で行う場合も、ティーバッグで買われる場合もあるでしょう。いずれも賞味期限をきちんと確認したいところです。

特にティーバッグの場合には缶入りや袋入りのものよりも茶葉のサイズが細かい場合が多く、風味が変化しやすいと考えられます。

湿気や光は大敵ですので、密閉容器に入れて冷暗所で保存しましょう。

香りの強いほかの食材との接触も避けたいので、やはり密閉容器が適しています。

冷蔵庫で保存するとほかの食材の匂いが移りやすいので、あまり適していません。

 

紅茶の楽しみ方

作法にこだわらず気軽に楽しむのが一番ですが、どうせならよりおいしく召し上がりたいですよね。

茶葉の量のめやすは、約3グラム(ティースプーン1杯分)を人数分入れ、さらにもう1杯追加するくらいとされています。

沸騰させたお湯で3~4分蒸らしてじっくり抽出しましょう。ポットやカップも温めておけば、よりおいしく召し上がれます。

茶葉をクッキーやパン、お菓子の生地に混ぜ込むのもいいですね。香り高いので少量でも存在感があります。

茶葉の摂取はビタミン類やミネラル類の摂取にもつながりますので、飲用以外の楽しみ方もぜひなさってみてください。

 

紅茶 まとめ

管理栄養士chika-sita
緑茶や中国茶は健康イメージが強いのに、紅茶は嗜好品といった扱いであまり健康効果が期待されていないように見受けられます。

でももとをただせば緑茶もウーロン茶も紅茶も同じ茶葉ですから、もちろん紅茶で期待できることもたくさんあります。

日々の慣れ親しんだお茶が紅茶だという方は、ホッと一息つきながら健康効果を得ることができますので、紅茶習慣を充実させてください。

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