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マヌカハニーの栄養 カロリーと健康効果&上手な選び方と調理方法 食べ方

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もともと健康志向の強い方に支持されていたはちみつですが、なかでも「スーパーフード」といわれるのが、「マヌカハニー」です。

管理栄養士chika-ue
マヌカハニーの特に優れている点はどこなのか、「スーパーフード」とされる由縁を探りたいと思います。

マヌカハニーとは

はちみつは、ハチがどの植物の花の蜜を採取してきたかによって種類がたくさんあります。植物によって色みや味わいも変わって、はちみつの個性が感じられます。

マヌカハニーは、その名の通りマヌカという植物から採取されたはちみつということです。

マヌカは和名を「ギョリュウバイ(御柳梅)」といい、ニュージーランドに自生している植物とのこと。

原産地の一つと考えられているオーストラリアにもわずかに生育していると考えられていますが、少量でマヌカハニーの採取にはこぎつけられないようです。

つまり世界中に生えているわけではないので、そこから採取できるはちみつも限られており、希少価値が高いということです。

珍重されるのは出回り量が少ないだけではありません。琥珀色をしたマヌカハニーはいかにも「栄養満点」といった見た目なのですが、期待を裏切らない健康効果を有しているのです。

 

マヌカハニーの栄養

はちみつは「天然の転化糖」ともいわれる甘味料で、ハチは集めてきた蜜を自身の消化酵素でブドウ糖や果糖に分解しています。

ブドウ糖からは有機酸であるグルコン酸も生成します。

そのほか、微量ながらビタミン類やミネラル類も含んでおり、精製した砂糖とは違った味わいや栄養素を含有しているものです。

このようなはちみつの持つ栄養面をさらに上回るのがマヌカハニー。

「メチルグリオキサール(MGO)」「レプトスペリン」という機能性成分を含む点が非常に注目されています。

エネルギー 59キロカロリー
炭水化物 15.9グラム
カリウム 4ミリグラム
亜鉛 0.2ミリグラム

※すべて はちみつ 20グラム(約大さじ1杯程度)あたりの値。
参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

 

マヌカハニーの健康効果

マヌカハニーは強い抗菌作用を持つことで知られています。それが可能になったのは、メチオグリオキサール(MGO)を含んでいるため。

メチオグリオキサールは、私たちが体内で糖からエネルギーを作り出す工程でも発生する物質です。

細胞の生育を阻止し、たんぱく質を変性させることで、強い抗菌作用が実現します。メチオグリオキサールは、はちみつの中でもマヌカハニーが特徴的に多く含んでいます。

マヌカハニーは通常のはちみつより口内炎などの口腔疾患に予防的に働くとされていますが、これはメチオグリオキサールが虫歯菌に対して抗菌作用を発揮するためです。

また、ピロリ菌に対しても抗菌作用を発揮するため、胃炎や胃潰瘍、胃がんなどの胃腸疾患にも予防効果があると知られています。

強い抗菌効果は風邪予防、虫歯予防などの目的で、マヌカが生息する地域に住むマオリ族の人々にとっては常備薬のような存在です。

マヌカハニーの特異的成分には、レプトスペリンも知られています。

レプトスペリン自体に健康効果があるかどうかは不明ですが、レプトスペリンを含むことがマヌカハニーの特徴なので、品質を把握するうえではこのレプトスペリンの含有率が指標となります。

レプトスペリンが多いと純度が高いと考えられます。

希少価値のあるマニカハニー。品質維持のため「UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)」なる基準があり、メチオグリオキサール濃度やレプトスペリンの含有率によって示されます。

もちろん、通常のはちみつが持っている健康効果も得ることができます。

たとえばはちみつには保湿効果が知られていますから、肌をしっとりさせてくれる働きも期待できます。

またはちみつにはオリゴ糖が含まれているため、腸内細菌のうち善玉菌のエサとなり腸内環境を整えるのを助けてくれます。

健康面に加え、美容面でも注目な食材なのです。

 

マヌカハニーの選び方

マヌカハニーは非常に高価で販売されています。希少価値が高いので、価格がある程度高くなってしまう点は仕方ないともいえますが、高ければ良い物だと決めつけずに、品質を見極めて購入するようにしましょう。

ヒントとなるのは、ニュージーランド政府によって実施されるチェック。生産量をはるかに上回る量がマヌカハニーとして流通しているといいますから、高い値段で偽物を入手しないように気を付けたいものです。

UMFハニー協会など、独自でも品質の認証を行っている団体もあります。

 

マヌカハニーの食べ方

「食べるスキンケア」といわれるほど、美肌にも効果が期待できるマヌカハニー。摂取の目安はティースプーン1杯程度。

ただし通常のはちみつ同様、1歳未満の乳児にはボツリヌス菌の危険性がありますので、食べさせてはいけません。

マヌカハニーは通常のはちみつよりも加熱に強いとされていますので、ホットドリンクや温かいスイーツに使用しても良いでしょう。

 

マヌカハニー まとめ

管理栄養士chika-sita
マヌカハニーが持つ強い抗菌作用。悪い菌を遠ざけることは、風邪予防となります。

でも菌を避けるということは、日常的に起こる小さな体調不良ばかりでなくアンチエイジングになるわけですから、さまざまな生活習慣病の予防にもつながることなのです。

その点で、マヌカハニーはスーパーフードといわれるのです。もともとオリゴ糖や酵素などを含み栄養の宝庫とされるはちみつの中でも、最強のはちみつだといえますね。

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