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大麦若葉の栄養 カロリーと健康効果&上手な選び方と調理方法 食べ方

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大麦若葉を目にしたことはなくても、なんとなく身体に良いことはご存知の方も多いのではないでしょうか。

大麦若葉そのものを買い求めることはなかなかありませんが、大麦若葉を使ったサプリメントや青汁のような健康食品はよく目にするのではないかと思います。

管理栄養士chika-ue
漠然とした健康イメージではなくて、大麦若葉とはどのようなもので、どのようなことが期待できるのか、まとめておきたいと思います。

大麦若葉とは

穀類であるイネ科の大麦が、穂をつける前のまだ若葉の段階で収穫し、抽出した成分が大麦若葉です。

若葉の段階で収穫をしているのは、若葉の栄養価が高いからです。

これから成長していこうとしている植物にはエネルギーが満ちていますので、穀類の大麦とは違った栄養成分が期待できます。

 

大麦若葉の栄養

大麦若葉には、ミネラルではカリウムやマグネシウム、ビタミンではカロテンやビタミンCなどが豊富に含まれているとされています。

若葉ですので緑色であることから、葉緑素も含んでいます。

アミノ酸の一つであるトリプトファンが含まれていることでも知られていて、このトリプトファンが成長ホルモン的な働きをするとされています。

 

大麦若葉の健康効果

さまざまなミネラルやビタミンが含まれていることから、日頃不足しがちな栄養素の補給に適しています。

青汁などの健康食品に利用されるのも、手軽にミネラルやビタミンを摂ることができることを謳っている商品もたくさんあります。

私たちが生きていくためには当然食べ物からエネルギーを得ることが必要ですが、実はエネルギーを持っている栄養素だけでは不十分で、これらを利用して体内でエネルギーを作り出す手助けをしてくれる栄養素も同時に摂らないと、結局はエネルギー不足になってスタミナ切れを起こしてしまいます。

ミネラルやビタミンの多くは体内で、それらの反応を円滑に進めてくれる役割を果たします。それぞれは微量ながら必ず必要な栄養素ですが、日頃のお食事にもし偏ったところがあると、いくつかのものが足りないなんてことも起こります。

そんなバランスの乱れの修正をしてくれる働きが、大麦若葉を使った健康食品には期待されているのです。

葉緑素のクロロフィルには抗酸化・抗炎症作用が期待できますので、身体のさびを防いでくれます。

植物はクロロフィルを使って太陽光のエネルギーをもとに光合成によって栄養を得ていますよね。私たちの体内では抗酸化作用のほかにも、貧血の改善などが期待できます。

クロロフィルの成分の一つである有機ゲルマニウムは、身体のすみずみに酸素を届けるのです。これはつまり、鉄がたんぱく質と組み合わさってヘモグロビンとなり、体内に酸素を届ける仕組みと同じ。

そのため、クロロフィルはときに「緑の血液」などと呼ばれることもあるのです。

コレステロールに対しても、血中脂質の正常化に働きかけ、コレステロール値を下げてくれる働きがあることがわかっています。

抗酸化作用によってさびを防いでくれるといえば、大麦若葉に期待されていることの一つに「SOD酵素」があります。

大麦の若芽である大麦若葉には、すぐれた生体活性作用による細胞の新陳代謝活性化が期待されています。

■SOD酵素とは
SOD酵素とは、「スーパー・オキサイド・ディスムダーゼ」の略です。体内で過剰になった活性酸素を取り除き無毒化してくれる酵素のことです。

活性酸素は、私たちが生活していれば呼吸や体内反応によって、ある程度発生するのが当然のものです。非常に反応が活発な状態の酸素で、殺菌作用があるので適度な量の活性酸素はむしろ私たちの身体を守ってくれるものです。

しかし環境汚染や過度なストレス、喫煙や電子機器などの影響で、現代社会で暮らす私たちは活性酸素が過剰になりすぎる傾向にあります。

活性酸素が過剰になると身体の中で酸化反応が起こりやすくなるので、がんや脳血管疾患、虚血性心疾患といった大病をはじめ、老化やシミ・そばかすといったものも引き起こします。

生命をおびやかすような疾患に関わるのは、活性酸素の強い酸化作用が脂質と結合して過酸化脂質となり、これが細胞を傷つけたり、破壊したりするためです。

健常人もさることながら、血中コレステロール値の高い方にとっては活性酸素の過剰発生は動脈硬化につながる深刻な問題です。

ですから活性酸素の害から私たちを守ってくれるSOD酵素に期待が寄せられているのです。

 

大麦若葉の摂り方

大麦若葉は青汁の原料として、あるいはサプリメントとして販売されているものが多くあります。

青汁の原料には大麦若葉以外にもいろいろなものがあります。青汁を摂りたいと思う方の目的も様々で、野菜不足を解消したいとか、体調管理のためといった思惑で、目的が変わってきます。

大麦若葉の健康効果を知って自分に合っていそうだなと思ったら、青汁の原料を確認して選んでみるようにしましょう。

 

大麦若葉・まとめ

管理栄養士chika-sita
私たちの健康には、日頃からのバランスのよい食事が欠かせません。バランスの良い食事を1日3回食べられることが理想です。でも忙しい毎日ではなかなかそうもいかないこともあるのではないでしょうか。

大麦若葉に注目が集まっているのは、こういった日々の生活では調整の難しい部分を上手に埋めてくれる働きが期待できるからでしょう。

サプリメントにはたくさんの種類がありますが、役割によって栄養欠損を補充するのか、あるいは改善を目的とするのか、今ある健康を維持したり増進したりする目的なのかと分ける考え方があります。

大麦若葉の果たす役割は「今ある健康を維持したり増進したりする」ことです。またSOD酵素のように日々の食事からの摂取が難しいものについては、サプリメントのようなものから摂取するのが効率的です。

あくまでも基本はバランスのよい食生活をオススメしますが、頭のどこかにお助けアイテムとして大麦若葉のことも覚えておくと、無理せずバランス修正ができそうですね。

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